梅雨時期、「なんとなく疲れやすい」「汗をかきにくい」と感じることはありませんか?
実は、熱中症は真夏だけでなく、梅雨の晴れ間や梅雨明け直後の蒸し暑い時期から増え始めます。
この時期はまだ身体が暑さに慣れておらず、うまく汗をかけないため、体内に熱がこもりやすくなるのです。
熱がこもって自律神経や体調に変化がでてくると、生活習慣が乱れやすくなり美容ダメージの原因にも…。夏バテや熱中症対策は暑さが本格化してからではなく、“今”から始めることが大切です!
そこで注目されているのが「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という考え方。今回は、暑さに負けない体づくりのポイントをご紹介します。

1. 夏バテ・熱中症対策は「暑熱順化」がカギ
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、暑さに体が慣れることです。
それまでは、汗を上手くかくことができず体温が上がりやすいので注意が必要です。
【熱中症のメカニズムをおさらい】
体温が上がると、体は汗をかいたり皮膚の血流を増やして熱を下げようとします。しかし、水分や塩分の不足などにより、熱をうまく放散できないと体温が上がってしまいます。
体に熱がこもってしまうと、脳を含む重要な臓器が機能しにくくなるなど様々な不調が生じて熱中症になります。

✔️暑熱順化による体の変化
①汗をかきやすくなり、蒸発の際に体の熱を奪ってくれます。
②皮膚の血流が増え、体の表面から熱を逃がしやすくなります。
③汗に含まれる塩分が少なくなり、ナトリウムを失いにくくなります。
質の良い汗をかくことで毛穴の老廃物排出、ターンオーバーの正常化、血行促進によるむくみ解消など、美容面での効果も期待できます。

2. 今日からできる!暑熱順化の方法
日常生活の中で、無理なく適度に汗をかくことで体を暑さに慣れさせましょう。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかるため、余裕をもった備えが大切です。
複数の習慣で汗をかくことが理想ですが、まずは1つからでも始めて汗をかくことを習慣化しませんか?

3. 夏を元気に乗り切るために。見直したい3つの栄養素
夏は暑さで食欲が落ちやすいですが、バランスの良い食事を心がけましょう。また「水分補給」は喉が渇く前に「こまめに」することが大切です。
これからの時期に意識して摂りたい”栄養素”をご紹介します。
✔️夏に不足しやすい「ビタミンB1」
夏は、さっぱりとした麺類、アイスやジュース、ビールといった糖質を多く含む食品に偏りがちです。ビタミンB1が不足すると糖質を効率よくエネルギーに変換できず、疲れやすさにつながることがあります。
★摂りたい食材例:豚肉・うなぎ・玄米 ・豆類・モロヘイヤなど
✔️カリウム
ナトリウムとともに体内の水分バランスを調整するミネラルです。汗とともに失われるため、暑い時期は意識して摂りたい栄養素のひとつです。
★摂りたい食材例:バナナ、キウイ、アボカド、トマトなど
✔️ビタミンC
ビタミンCは、健康維持に欠かせない栄養素です。また、抗酸化作用・コラーゲン生成にも関わるため、美容を意識する方はより積極的に取り入れましょう。
★摂りたい食材例:キウイ、パプリカ、ブロッコリーなど

しかし、果物や野菜を毎日十分な量摂るのは難しいですよね。そのような場合はサプリメントを活用するのもひとつの方法です。
ここでビタミンCサプリの選び方をご紹介しますので、夏に向けて準備を進めてみましょう。
★ 選び方のポイント
①吸収性
ビタミンCは水溶性ビタミンのため、一度に大量に摂取しても体内に蓄積されにくい特徴があります。”リポソーム型”など吸収性にも注目してみましょう!
②続けやすさ
”味”や”個包装で持ち運べる”といった続けやすさも考えましょう。大きな錠剤等が苦手な方は、ドリンクなどに溶かして美味しく飲むことのできる”粉末タイプ”がおすすめです。
③添加物
サプリメントは継続して飲むことが基本。商品選択に悩んだ際はぜひ、合成保存料・人工甘味料・合成着色料を不使用など、ご自身が安心して続けられる商品を選びましょう。
本格的な暑さを迎える前から暑熱順化に取り組むことで、美容習慣を崩すことなく夏を乗り越えることができます。適度な運動や入浴、そして毎日の栄養を意識しながら、少しずつ備えてみてください。
参考文献
・東京都熱中症対策ポータル TOP >熱中症対策を知る>基礎知識
https://wbgt.metro.tokyo.lg.jp/measures/knowledge/
・日本気象協会 熱中症ゼロへ TOP >熱中症について学ぼう>暑熱順化
https://www.netsuzero.jp/learning/le15
・熊本県水俣市 ホーム>分類から探す>健康・福祉・子育て>熱中症にご注意ください!
https://www.city.minamata.lg.jp/kiji0032394/
・食品成分データベース>検索
https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html
