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【薬剤師コラム】花粉の季節を軽やかに乗り越える3つのポイントとは?

2026.02.24

【薬剤師コラム】花粉の季節を軽やかに乗り越えるポイントとは?



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「朝からくしゃみが止まらない…」「なんとなく肌まで不安定になる…」
対策はしているのに、花粉シーズン特有の辛さを感じていませんか?花粉症を一言でいうと、「体を守るはずの免疫が、花粉に過剰反応してしまう状態」です。

症状を重くさせないためには、外側からの対策だけでなく「インナーケア」の強化が重要です☝️ このコラムでは、薬剤師おすすめのケア方法をご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。



1. 花粉症は「外側と内側」両方からケアしよう!

【外側からのケア】

体内に侵入する花粉量を減らすことが基本です。
✔️マスクの着用→マスクの種類にもよりますが、70〜80%の花粉を減少させる効果があるとされています。
✔️メガネの着用→通常のメガネを使用するだけでも、目に入る花粉量は減少します。
✔️花粉が付着しにくい服装→外出時は、ウールなどの花粉が付着しやすい衣類は避け、綿、ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選びましょう。
✔️うがいと洗顔:のどと顔に付着した花粉を洗い落とすことができます。

【内側からのケア】

花粉症の症状を悪化させないためには、正常な免疫機能・正常な粘膜を保つことが大切。
そのためには体調管理が重要です。
✔️日頃から睡眠をよくとり、規則正しい生活、食事習慣を身につける→正常な免疫機能を保つために重要です。
✔️風邪をひかない、飲酒、喫煙を控える→鼻の粘膜を正常に保ちましょう。
✔️症状を緩和してくれる薬の利用→早期開始が大切。本格的な花粉飛散開始の1週間前までには使用を開始しましょう。

次に、正常な免疫機能、粘膜を保つために積極的に摂り入れてほしい栄養素をご紹介します!



2. 今の時期こそ「ビタミンC」を摂り入れよう🍋

ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。ヒトはビタミンCを体内で作ることができないため、食事からの摂取が不可欠な成分となっています。

花粉の時期に「ビタミンC」を積極的に摂るべき理由を3つに絞ってご紹介します!


①アレルギー反応の原因物質である「ヒスタミン」の放出を抑える働きがあるとされています。

②コラーゲン合成を促進し、皮膚や粘膜のバリア機能を高めてくれます。

③抗酸化作用により、活性酸素による炎症の憎悪や皮膚・粘膜の損傷を防いでくれるとされています。


3. ビタミンC商品の選び方のポイントは?

✔️せっかく飲むなら吸収率が大切!

ビタミンCは水溶性のため、多くを吸収できず、体外へ排出されやすいと言われています。みなさん、せっかくなら吸収率の良いものを使用したいですよね?
そんな弱点を克服するため、「リポソームビタミンC」というものが開発されています。リポソームとは、リン脂質でできた微小カプセル。細胞膜と似た構造をしているため、体内へのなじみがよいのが特長です。
この中にビタミンCを閉じ込めることで、吸収の改善を図っています。

✔️習慣化しやすい形状を選ぼう

継続使用により効果が期待できるため、続けやすい味、外出先にも持ち運びができるかといった点も商品選びのコツ。吸収率、飲みやすさ、持ち運びやすい、など続けやすい商品を選んでみてくださいね✨
いつもの花粉対策にインナーケアを取り入れて、春を軽やかに過ごしましょう!





<参考文献> ・政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/article/201102/entry-8208.html ・花粉症保健環境マニュアル2022 https://www.env.go.jp/content/900406385.pdf ・環境省「花粉症対策」リーフレット https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf ・MYU 22.07.15 看護学群・風間逸郎教授が卒業研究の学生と「ビタミン類が有する抗アレルギー作用」のメカニズムを解明https://www.myu.ac.jp/academics/news/folder001/5762/ ・Bowler, Russell P, and James D Crapo. “Oxidative stress in allergic respiratory diseases.” The Journal of allergy and clinical immunology vol. 110,3 (2002): 349-56. doi:10.1067/mai.2002.126780 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12209079/