秋が深まり、少しずつ冬の気配を感じる11月。
気温や湿度が下がるこの季節、肌のカサつきやつっぱり感だけでなく、「なんとなく肌のツヤが足りない」「肌が疲れて見える」と感じることはありませんか?
実は、肌の見た目の印象には、うるおいや肌表面のなめらかさなど、さまざまな要素が関係しています。
今回は、肌のうるおいを守る「バリア機能」の仕組みと、乾燥しやすい秋冬に意識したいケアについてご紹介します。

1. 肌印象を左右する「うるおい」と「ツヤ」
肌のツヤや明るさには、肌表面での光の反射などが関係しています。また、肌の水分状態や表面のキメも、光の反射や見た目の印象に影響すると考えられています。
そのため、肌のうるおいを保ち、表面をなめらかに整えることは、ツヤのある美しい肌印象を保つうえでも大切です。
2. 肌のうるおいを守る「バリア機能」とは?
私たちの肌の一番外側には、「角層(角質層)」と呼ばれる薄い層があります。角層には、肌の内側から水分が逃げるのを防ぐとともに、外部からの刺激や異物の侵入を抑える「バリア機能」が備わっています。
この働きや肌のうるおいを支える主な要素として、次の3つが挙げられます。
●皮脂膜
肌の表面を覆い、水分の蒸発を抑える働きを助けます。
●天然保湿因子(NMF)
角層の中で水分を保持する役割を担います。
●細胞間脂質
角質細胞のすき間を埋め、水分の蒸発や外部からの物質の侵入を抑えます。代表的な成分にはセラミドがあります。

3. 今日始める!ツヤ肌印象を保つ4習慣
乾燥しやすい季節には、日々の生活習慣を見直してみましょう。
① 肌をやさしく洗う
熱いお湯や強い摩擦は、肌への負担になることがあります。洗顔では32〜36℃程度のぬるま湯を目安に、肌をこすらずやさしく洗いましょう。
② 保湿を習慣にする
洗顔や入浴後は、肌が乾燥しないうちに保湿剤を使いましょう。肌の状態に合わせて乳液やクリームなども取り入れることが大切です。
③ 室内環境を整える
暖房を使う季節は、室内の湿度にも気を配りましょう。研究では、湿度30%の環境で肌の乾燥が認められたことが報告されています。加湿器などを活用し、湿度50〜60%程度を目安に、乾燥しすぎない環境を整えましょう。
④ 毎日の食生活を大切にする
健やかな肌を保つためには、外側からのお手入れだけでなく、バランスのよい食生活も欠かせません。
なかでもビタミンCは、皮膚の健康維持に関わる栄養素のひとつで、コラーゲンの形成に必要なほか、抗酸化作用も持っています。
野菜や果物、必要に応じてサプリメントを取り入れるなど、日々の栄養バランスを意識してみましょう。

●まとめ●
肌のツヤやなめらかさといった見た目の印象には、うるおいや肌表面の状態などさまざまな要素が関係しています。
乾燥が気になる秋冬こそ肌へのやさしいお手入れや保湿・日々の生活習慣を意識し、ツヤのある肌を目指していきましょう。
【参考文献】
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https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/終了後質問と回答.pdf
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・厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業> 一般の方へ>海外の情報>ビタミンC
https://www.ejim.mhlw.go.jp/public/overseas/c03/09.html
